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  1. 05 都市環境
  2. 0502 建築
  3. 0502b 学位論文
  4. 修士論文
  5. 2018(平成30年度)

ブルータリズム建築の表現手法に関する分析および設計提案

http://hdl.handle.net/10748/00011168
http://hdl.handle.net/10748/00011168
56fa89dc-a654-475e-80f1-6fbcf2a3f285
名前 / ファイル ライセンス アクション
T01929-001.pdf T01929-001.pdf (167.4 MB)
Item type 学位論文 / Thesis or Dissertation(1)
公開日 2019-12-03
タイトル
タイトル ブルータリズム建築の表現手法に関する分析および設計提案
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec
資源タイプ thesis
著者 島田, 桃香

× 島田, 桃香

島田, 桃香

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著者(ヨミ) シマダ, モモカ

× シマダ, モモカ

WEKO 24653

シマダ, モモカ

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 ブルータリズム[Brutalism]はアリソン&ピーター・スミッソンによって使用され始め、イギリスを中心に1940年代後半から1970年代にかけて流行した建築思想である。現代ではその語義から一般的に野蛮な・残酷な主義と捉えられ、冷酷な・荒々しいという印象を与えることが多い。一方でその案出に日本の伝統建築との関係が言及され、初期作品ではミースを彷彿させるような洗練された表現手法が見て取れるなど、呼称の変遷過程に対する曖昧な認識が、その定義の混乱を引き起こしている。近年になって再度注目を集めており関連書籍が次々と出版されているが、このような本質的な意義を表現した手法を理解するには十分とは言い難い。 本研究ではその案出期に着目し、日本建築との関係をブルーノ・タウトの言説から参照することでその本質的な表現手法を再考する。抽出した表現手法を基に作品分析を通してニュー・ブルータリズムの変容を明らかにし、得られた知見を設計提案にて応用することで、新たな発想の一方法を獲得することを目的とする。 本論文は、上記の研究背景と目的をまとめた序、ブルータリズムの概要をまとめた第二章、日本建築との関係から案出における表現手法を抽出した第三章、前章で抽出した分析視点に基づきその変容を分析した第四章、設計提案をまとめた第五章、以上の総括としての結章からなる。 第二章では、用語の定義や既往研究の整理など、今後の分析に必要な概念の整理を行った。案出時の正式名称である「ニュー・ブルータリズム」と現代における呼称の「ブルータリズム」を区別し、案出に関して論じる三章までに前者、その後の変容について論じる四章以降に後者を採用した。また、現代において曖昧に認知されているブルータリズムに関して、案出と同時代に出版されたレイナー・バンハムの論考と著書などから整理し、当時におけるニュー・ブルータリズムの位置付けを明らかにした。 第三章では、日本建築との関係について分析と考察を行い、初期作品を通してニュー・ブルータリズム案出における表現手法を抽出した。スミッソン夫妻はその案出に関して日本建築との関係について幾度も言及しており、バンハムは1966年に出版した著書においてそれはタウトの影響であると言及している。 本研究では、この時代において欧州で確認できた日本建築文化に関する著書を参照し、ニュー・ブルータリズム案出に影響している概念として前述の三者の言説から「材料への崇敬の念」、「農民住宅」、「建物と人間との間に確立しうる親和力の実現」の3つの鍵概念を抽出した。これらから具体的な表現手法として次の3つを抽出した。「Ⅰ.アノニマス」では、長期的・多用途的に使用できる建築・空間を目指していること、「Ⅱ.外部関係」では、自然環境などの外的要因との関係を構築するための手法、「Ⅲ.素形」では、自然的な簡素による美を体現する手法として分類化することができた。 第四章では、ブルータリズム案出から近年における再注目に至るまで数度にわたる多様な変容の全貌を、前章で抽出した3つの表現手法を分析視点として、分析および考察を行った。前章で考察した初期における表現手法は、ル・コルビュジエによるベトン・ブリュット(フランス語で生のコンクリート)の登場などを原因として案出時すでに混乱を招いていた。それによってブルータリズムはコンクリート仕上げを主とした意匠へと偏向し、「彫塑的造形」と「構造の強調」の二派へと分化していく。両者とも「Ⅰ.アノニマス」が消滅し、「Ⅲ.素形」においても素材への関心がコンクリートに集中するが、前者では新表現主義としばしば交差しながら新たな表現を築き、後者でも「Ⅲ.素形」における構造の点において特異な変化を遂げていく。現代において認知されるブルータリズム建築の多くがこれに属し、酷評されるものも多い。「Ⅱ.外部関係」においては変容の過程において様々な方法で出現するが、特に2000年代に日本などで再興する際、植栽を用いることで外部との関係を構築する手法が見られた。 第五章では、群馬県館林市にある城沼のほとりに建つ、老朽化した公共の宿泊施設の建て替え計画として新たな複合施設の提案を行った。第三章で抽出した3つの表現手法に則りながらも、第四章で分析した手法の変容を引き継ぐことで新たな手法を獲得し、ブルータリズム本来の思想を自然豊かな計画敷地に建築として表現することを試みた。 結章では、本研究と設計提案における総括を述べた。本研究はブルータリズムの案出に着目し、日本建築との関係からブルータリズムの表現手法の変化を明らかにし、設計提案においてブルータリズムを援用した新たな表現の可能性と有用性を示した。
内容記述
内容記述タイプ Other
内容記述 首都大学東京, 2019-03-25, 修士(工学)
書誌情報 p. 1-64, 発行日 2019-03-25
著者版フラグ
出版タイプ AM
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa
学位名
学位名 修士(工学)
学位授与機関
学位授与機関名 首都大学東京
学位授与年月日
学位授与年月日 2019-03-25
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Ver.1 2023-06-19 16:09:44.131511
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