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アイテム
歌舞伎のビジネス・エコシステム : プラットフォーム企業としての松竹
http://hdl.handle.net/10748/00011597
http://hdl.handle.net/10748/00011597254d9dc2-ebf3-4cfd-b53a-c777531459d0
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||
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公開日 | 2020-03-19 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 歌舞伎のビジネス・エコシステム : プラットフォーム企業としての松竹 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||||
資源タイプ | thesis | |||||||
著者 |
青木, 航
× 青木, 航
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著者(ヨミ) |
アオキ, ワタル
× アオキ, ワタル |
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 歌舞伎は日本の伝統芸能の一つであり、世界的に知られる日本特有の文化である。その成立から400年以上もの歴史を持つが、現在までビジネスを継続させている。しかも、それは明治以降、「松竹」という民間企業の手によって実現されている。伝統芸能が国の支援を受けずに、長期間成り立ってきたケースは諸外国にも前例がない。一方、近年、経営学においてビジネス・エコシステムという視点が注目されている。さらにビジネス・エコシステムの繁栄に対して重要な役割を果たすのがプラットフォーム企業である。その理論に従えば、歌舞伎が現在までビジネスを継続できているのはエコシステムを繁栄させてきたからではないだろうか。また、松竹がプラットフォーム企業としてエコシステムの繁栄に寄与してきたのではないだろうか。本論文では歌舞伎をビジネス・エコシステム、松竹をプラットフォーム企業としての視点で詳細な分析を行った。その結果、歌舞伎のビジネス・エコシステムが長期間継続できているのは、明治時代に政府の保護がなくなってからは松竹の存在によるところが大きい。松竹はプラットフォーム企業として多角化を進めながら成長産業でなくなった歌舞伎に他事業から収益を補填しながらエコシステムを維持してきた。同時に、エコシステム内の他企業に対して近代化などの合意形成を行い、補完財供給業者の一部を自社グループ内へ取り込むなど、企業の範囲の意思決定を行っていった。また、歌舞伎役者の二面市場での活動を促し、ネットワーク効果を歌舞伎の事業にも生み出している。本論文の事例は、既存のビジネス・エコシステム、プラットフォーム企業の研究に対して次のような示唆があった。1点目は、エコシステムを長期間継続させるためには、当該の産業が成熟産業であった場合、プラットフォーム企業が事業の多角化によって収益を補填し、スポンサーとなる可能性がある点である。2点目は、エコシステムの長期間継続自体が財のプレステージを生み出し、他事業に展開できる可能性があることである。 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 首都大学東京, 2019-03-25, 修士(経営学) | |||||||
書誌情報 | p. 1-55, 発行日 2019-03-25 | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | AM | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||||
学位名 | ||||||||
学位名 | 修士(経営学) | |||||||
学位授与機関 | ||||||||
学位授与機関名 | 首都大学東京 | |||||||
学位授与年月日 | ||||||||
学位授与年月日 | 2019-03-25 |