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比較ソーシャルワーク教育史上の「母性」とその「社会的なるもの」の位置づけ : ― A. ザロモンのボランティア・グループの事例を通して
http://hdl.handle.net/10748/6153
http://hdl.handle.net/10748/61533d93142c-85b2-40a7-9683-45099b2e1840
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2014-02-27 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 比較ソーシャルワーク教育史上の「母性」とその「社会的なるもの」の位置づけ : ― A. ザロモンのボランティア・グループの事例を通して | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | A. ザロモン | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | ザロモン社会事業・教育論 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | ベルリン女子社会事業学校 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 第一 波フェミニズム | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 第二波フェミニズム | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 母性 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 比較ソーシャルワーク教育史 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | アリス・ザロモン大学 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
著者 |
岡田, 英己子
× 岡田, 英己子
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著者別名 |
Okada, Emiko
× Okada, Emiko |
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 比較ソーシャルワーク教育史から見ると、「母性」と福祉職創出の関係は複雑 である。女性史/ ジェンダー史による「母性」が両義性を持つとの単なる指摘 だけでは、「女の職業」としての社会福祉労働と、「女の学問」としての社会福 祉理論・実践との、抜き差しならぬ拮抗関係は読み解けないからだ。問われる べきは、両刃の剣になりがちな「母性」を、ソーシャルワーク教育を開拓するフェ ミニスト達が、理論・実践の中でどう扱ったかであろう。 にもかかわらず、好んで「母性」を多用する日本近現代女性史の影響もあって、 ドイツ福祉系大学で用いる一部歴史テキストと同様に、日本のドイツ女性史で はザロモンの初期著作だけを引用して、「母性」言説を福祉職に貼り付ける傾向 があったし、今もある。ドイツでも1990 年代初頭までのザロモン関連研究では、 「母性」言説と福祉職を直結する見方では一致していたが、ザロモンの実像はこ れとは一線を画する。市民女性の職業自立の手段としてベルリン女子社会事業 学校を設立するザロモンは、職業化の論拠に「母性」言説が負の効果を持つこ とを、身をもって知る世代であった。初期著作を除けば、ザロモン社会事業・ 教育論に「母性」言説が稀にしか出てこないのは、その証左といえる。男女賃 金格差を是認しがちな「女の職業」に抗して、「同一価値労働・同一賃金」の展 望に基づき、「女の学問」としての社会福祉理論・実践の突破口を開き、ヨーロッ パ大陸型教育モデルの旗振り役を任じるのが彼女である。ザロモン博士論文は、 この点でEU ジェンダー政策を先取りするものと位置づけられる。 以上の研究分析結果は、2009 年以降の『人文学報』掲載論稿の小括になる。 人文学報 No.16 469(社会福祉学 29)2012.3 本稿ではこれに基づき、ベルリン女子社会事業学校の前身であるボランティア・ グループを事例に、ザロモン研究の1970 年代以降の動向を再整理し、自己言及 的な先行研究分析も取り入れて、「母性」言説を福祉職やソーシャルワーク教育 の論拠に多用することの誤りを指摘した。次いで、フェミニズム論を転轍機にして、 「社会的なるもの」を具現するザロモン社会事業・教育論の位置づけも示唆した。 |
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書誌情報 |
人文学報. 社会福祉学 巻 29, p. 15-51, 発行日 2013-03-29 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 03868729 | |||||||
書誌レコードID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AN10183786 | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 首都大学東京人文科学研究科 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | psotprint |