{"created":"2023-06-19T12:47:31.331095+00:00","id":7947,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"4b296652-24df-4306-8f6f-117a5f1cd93f"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"7947","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"7947"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00007947","sets":["1647:652:654:1186:1712"]},"author_link":["25156","25157"],"item_2_alternative_title_19":{"attribute_name":"その他のタイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"Proposal of an interactive reading experience that makes use of real picture books"}]},"item_2_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2019-03-25","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"46","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_2_creator_2":{"attribute_name":"著者(ヨミ)","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"クロサキ, ミサト"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"25157","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_2_date_granted_66":{"attribute_name":"学位授与年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_dategranted":"2019-03-25"}]},"item_2_degree_grantor_64":{"attribute_name":"学位授与機関","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreegrantor":[{"subitem_degreegrantor_name":"首都大学東京"}]}]},"item_2_degree_name_63":{"attribute_name":"学位名","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreename":"修士(芸術工学)"}]},"item_2_description_4":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"今日,本の電子書藉化が進んでいる.電子化することにより,一つのデバイスで複数の本を,場所を問わず楽しめるようになった,また,その中でも電子化された絵本では,紙の表現では行えなかった仕掛けを取り入れることが可能になり,読書体験の幅が広がった.しかし,紙の本と電子書籍での読書体験には本を読むという行為に付随する情報に差があるのではないかと考えた,本を手に取りページをめくることで生まれる,紙の触覚や紙が空気を切る音は紙の本でのみ体験することができ,これらはタッチパネルをスライドする電子書籍では失われてしまった物理的な体験に伴う情報である.このような読書体験の差に着目し,著者らは紙の仕掛け絵本にプロジェクタで動画を投影することで絵本の世界観を拡張することを目的に,デジタル要素を取り入れた立体視仕掛け絵本(以下,前作と呼ぶ)を制作した.作品展示を通して,センサを用いていたり,プロジェクタによって投影が行われていたりと仕掛けが電子的なものであると視覚的に分かる状態であっても,人が触れて操作する媒体が紙であるということが体験者に驚きを与えていることが分かった.それを踏まえ,体験者が触れる本から電子的仕掛けを排除し,電子的な要素を感じさせない空間を作ることで,より没入感のあるインタラクティブな体験を作ることができるのではないかと考えた,そこでまず,インターフェースとしての本が持つ特性に着目した.小説などストーリーの情報を持つ本は,ページをめくることで時間を進めたり戻したりすることができ,また,写真集や地図帳などではめくることにより空間を移動することができる.実物体であるがゆえに現在のページを境に前のページと後ろのページを物理的に認識することが可能なため,本は時間把握や空間把握を感覚的に行うことが可能なインターフェースであると言えると考えた.また,仕掛けに焦点を当て,電子書籍と紙の本での違いについて考察した.まず,仕掛けは,紙の仕掛け絵本によく見られる「開く」「引く」「回す」など仕掛けの形状を見ただけで作動方法が分かる物理的な仕掛けと,電子化された絵本に多いストーリーやキャラクターの動きなどから誘発される情報的な仕掛けに分けられる.物理的な仕掛けは,例えば「開く」という行為はそのまま「開く」という形で反応を返すが,一方で,情報的な仕掛けを作動するための「触れる」という行為はインターフェースにより「開く」などに変換が行われてから反応に結びつくというフローを通らなくてはならない.このように,電子化されたことにより物理的な体験は失われてしまったが,電子的なインターフェースの導入により動きのある表現をリアルタイムで表示することが可能になったため,体験者の行為が反応に結びついていると体感できる仕掛けを取り入れることができるのが電子書籍の大きな利点である.以上を踏まえ,本制作では,実物体の仕掛け絵本と電子的な仕掛けを組み合わせることで電子化された絵本では避けられない行為の変換を無くし,人の行為がストーリーに関与していることを体感できるインタラクティブな体験を作ることを目的として試作を行った.本本体から電子的仕掛けを分離するため,ページ判定をカメラで行い,プロジェクタで動画を投影する.また電子的仕掛けを体験者に感じさせない体験空間を作るため,プロジェクタとカメラをデスクライトの光源部分に格納することで一体化させ,プロジェクタカメラシステムを制作した.仕掛け絵本は時間把握と空間把握にそれぞれ着目した二冊を制作し,紙特有の物理的な仕掛けに加え,電子書籍向けの情報的な仕掛けを取り入れることで,普段紙の絵本に対しては行わない「触れる」という行為を誘発させた.また,リアルタイムでの反応をプロジェクタで投影することにより,電子書籍の反応速度と多様な表現を再現した.以上のシステムを用いて,没入感を高め絵本の世界を拡張する試みを行い,インターフェースとしての本の持つ特性を活かした体験システムについて考察を行う.また,体験者の評価を元に,絵本を用いたインタラクティブな体験がもたらす効果についてまとめ,より没入感を得るための手法を今後の展望として述べる.","subitem_description_type":"Abstract"},{"subitem_description":"Electronic books are changed the way of reading. 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