{"created":"2023-06-19T12:46:51.545046+00:00","id":6957,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"249b9954-0692-4783-ad7d-aaae565d96c7"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"6957","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"6957"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00006957","sets":["521:596:597:871:1576"]},"author_link":["22649","22648"],"item_2_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2018-03-25","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"91","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_2_creator_2":{"attribute_name":"著者(ヨミ)","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"シン, 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、近年、日本や中国でもその意識が高まりコンバージョンされた建築も次々にみられるようになってきた。さらに、工場や倉庫など今まで歴史的建築物としての価値を認識されにくかった産業遺構についても、その価値が再認識され始めている。ただ、欧米よりコンバージョン建築に対する理解が乏しく、コンバージョン建築は一般的な建築文化・都市文化として定着したとは言い難い。なお、研究室の海外調査した際に、コンバージョン建築における階段や吹抜けなどに対する操作により、断面の境界を曖昧にして、断面構成の多様性と連続性に着目した事例が多く見られた。ただ、従来コンバージョン建築だけではなく、建築設計・構成手法に関する研究では、平面について研究が主であり、断面構成の資料は少ないのが現状である。しかし、断面構成手法に関する研究は、大空間を持つ産業系建築のコンバージョンに対し、重要な役割を果たすと考えている。本論文では、産業系建築コンバージョンにおける断面構成手法に着目して文献調査を行い、全体の傾向を把握する。さらに、断面構成の多様性と連続性、及びこれらに影響ある転用操作手法に着目して分析考察を行い、その両面から、産業系建築コンバージョンの断面構成手法を明らかにして、今後の各国での建築コンバージョン計画に貢献する知見を得ることを目的とする。本論文は、研究の背景と目的を述べた序、欧米の産業系建築コンバージョンと断面構成の概論についての2 つの章、分析・考察を行った3つの章、総括としての結から成る。序では研究の背景と目的を述べた。第一章では、欧米の産業系建築コンバージョンの概論として、まず、「欧米の産業系建築コンバージョン」の定義を明確にし、その起源と発展の歴史をまとめた。次いで、産業系建築が多くコンバージョンされた要因を「産業建築の魅力の追求」「都市再開発」「産業系建築空間の特徴」「建築保護意識の高まり」の4つの要因をまとめた。最後に、欧米のコンバージョン建築を中心とした文献資料11 冊に掲載された建築作品のなかから、欧米における産業系建築コンバージョン234 例を抽出し、「国別事例数、新・旧用途別事例数、新・旧用途の関係、建設・転用年の傾向、建設・転用年と用途の関係」の5 つの観点から考察し、事例全体の傾向を把握した。第二章では、断面構成をめくる主要な論考として、まず、現代までの西洋建築史を古典時代、近代、現代3つの時代に分け、各時代の建築空間と断面構成に対する認識と代表的な建築の例を挙げながらまとめることで、現代建築の断面構成における「多様性」と「連続性」があることを明らかにした。更に、断面における「空間の界面」と「空間の組み立形式」両方から、現代建築の断面構成の「多様性」を分析した。最後に、断面構成の「連続性」の基礎概念を明確にして、「動線連続」「視線連続」「心理連続」の3つの連続形式で分類し、断面における連続を生み出す設計手法をまとめた。第三章では、断面構成の「多様性」を取り上げ、空間を形成する「界面」に着目し、これによる断面構成手法を考察した。前章で抽出した空間の「底界面」「上界面」「側界面」をもとに、各界面に対し、「A1: 地形変化」「A2: 既存床を段差化」「A3: 床スラブ撤去」「A4: 床スラブ挿入」「B1: 内壁撤去」「B2: 内壁挿入」「B3: 外壁改修」「B4: 既存開口部塞ぎ」「B5: 開口部新設」「C1: 内部化」「C2:一部屋根撤去」「C3: 屋根全体取り換え」具体的な断面における転用操作手法の12 の手法を抽出した。また、前述文献から抽出した事例のうちに、転用前後の図面や解説文、外・内観写真等十分な情報が得られ、断面操作手法を把握できる121 事例を取り上げ、分析対象としてこれらの断面構成手法の考察を行った。第四章では、断面構成の「多様性」について、空間の組み立て形式の観点から、断面構成手法を考察した。第二章では空間の組み立て形式は「内包空間」「交錯空間」「隣接空間」「間接空間」に4種類に大別した。各空間の組み立て形式に対応する手法を「D: ボリューム挿入」「E1: 共有空間挿入」「E2: 交差増築」「F1: 屋上増築」「F2: 隣接増築」「G1: 内部に動線空間挿入」「G2: 外部に動線空間挿入」「G3: エレベーター新設」「G4: ブリッジ新設」「G5: 吹抜け挿入」「G6: 間接増築」の11 の転用操作手法を抽出した。これらの手法では、増築操作手法に「屋上増築」「隣接増築」「間接増築」「交差増築」の4つの手法のがあることを示した。最後に、前章と同じ事例を対象とし、本章の断面操作手法を考察して、増築の傾向も明らかにした。第五章では、現代建築の断面構成の「連続性」に着目し、断面連続を実現させる空間の組み立て形式の類型化を行うことで、考察と事例分析を加える。前章で抽出した11 の転用操作手法のうち、連続形式を実現させる手法を取り上げ、断面連続型を「類型I: 動線空間型」「類型II: 吹抜け型」「類型III: 共有空間型」「類型IV: ボリューム挿入型」「類型V: 吹抜け+共有空間型」「類型VI: 吹抜け+ボリューム挿入型」「類型VII: 共有空間+ボリューム挿入型」「類型VIII: 混在型」の8 つの種類に類型化した。加えて、前章の対象事例の中で2階建て以上の事例を対象とし、新・旧用途と断面連続型の関係を考察した。最後は、各類型の代表事例とし、7の建築作品の分析を通して、断面における連続性がどのように生み出されているかについて具体的に考察を行った。結において、本論文で行った分析結果について、総括と今後の展望を示した。","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_2_description_5":{"attribute_name":"内容記述","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"首都大学東京, 2018-03-25, 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