{"created":"2023-06-19T12:46:51.416636+00:00","id":6954,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"75318775-24d4-4784-96a4-6c5cc52284c7"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"6954","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"6954"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00006954","sets":["521:596:597:871:1576"]},"author_link":["22643","22642"],"item_2_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2018-03-25","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"69","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_2_creator_2":{"attribute_name":"著者(ヨミ)","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"ムナカタ, 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年代にオランダ構造主義建築家により、積極的に反復手法を用い建築に多様性を持たせようとした流れはあるがそれ以降に反復手法を積極的に用いる建築家は現れていない。この手法が均質空間を創出してしまうというイメージがあるからであるが、実際にはそうしたイメージと反復建築の空間の間には大きな差があるのではないだろうか。その負のイメージを払拭するために反復手法の特徴や有効性を指摘することが重要である。本研究では建築形態を構成する手法「反復」を追求していく過程として「建築における幾何学的形態」に着目する「建築における幾何学」に着目する。古代から現代に到るまで「建築」と「幾何学」の両者は不可分の関係にあり、その建築の本質的な部分から建築形態を追求していくことに大きな意味がある。そこで幾何学的性質を意識的に設計段階から落としこみ、規則性、特に比例やボリュームなどを『反復』してできた幾何学的建築に対象を絞り研究を行い、そのような幾何学的処理を施しながら行われる設計について考察し、そこから得られた知見に基づき設計提案へとつなげ、新たな建築形態の可能性を示すことを目的とする。本論文は上記の研究の背景と目的をまとめた序章、幾何学と比例の変遷を整理した第1 章、芸術と建築における幾何学への傾倒をまとめ、建築における幾何学の位置付けを行う第2 章、以上をもとに幾何学的形態を伴う「反復する」建築を対象に作品分析を行う第3 章、それらから得た知見を基に設計提案を行う第4 章、以上の総括としての結章から構成される。序章では研究の背景と目的を述べた。第1 章では「幾何学」「比例」に関しての概要を整理するとともに、古代から近代におけるそれらの変遷を整理した。幾何学は「古典・初等幾何学」と「現代幾何学」の二つに大別することができ、その中でいくつもの分野が枝分かれ的に存在している。それらの中でも特に本研究の主な幾何学の対象範囲を「古典・初等幾何学」の中の「ユークリッド幾何学」の中にある「純粋幾何学」とする。また変遷を見ることで、幾何学が古代ギリシアにおいて数学の一分野として体系化され、比例は中世で積極的に建築や芸術において展開されたことで、近代以降両者が完全に意図的に建築や芸術に使用されていることを明確化した。第2 章では第1 章を踏まえ、意図的に幾何学・比例を建築に用いるようになった近代前後に研究の的を絞り、建築の幾何学への傾倒を整理した。その中で、キュビスムから始まり、それに影響を受けたシュプレマティズム、ロシア構成主義、デ・ステイルの幾何学への傾倒や近世のルドゥなどの純粋幾何学的建築を対象に考察することで、近代以降に幾何学への傾倒が激しくなりより純粋幾何学に注目され量塊ではなく「ヴォリューム」の概念や「構成」の概念がより明確になったと考察できた。成主義、デ・ステイルの幾何学への傾倒や近世のルドゥなどの純粋幾何学的建築を対象に考察することで、近代以降に幾何学への傾倒が激しくなりより純粋幾何学に注目され量塊ではなく「ヴォリューム」の概念や「構成」の概念がより明確になったと考察できた。第3 章では第1 章、第2 章の内容を踏まえ、建築における「幾何学」と「反復」との関連性を指摘する。また建築における「反復」の概念を整理し、本論で扱う「反復」する建築の対象範囲を示している。それらの内容を踏まえ、1960 年代から現代の「反復」する建築作品を対象に抽出・類型化し分析を進めた。類型においてはヴォリュームの位置関係を「隣接」「分離」「重合」の三つに大別すると同時に建築の均質さを評価するため、ヴォリュームの配置、形態、スケールの視点から分類を行なっている。さらに「反復」されるヴォリューム間に生じる領域に対象を絞り、分析を実施した。それらの分析によって、建築における幾何学的形態の「反復」手法の特徴や有効性を示した。第4 章では非均質な空間を保持する建築を提案することで、反復手法が均質空間のみを形成する手法ではないことを指摘する。美術館の典型的な均質空間としてホワイトキューブがあげられるが表現方法が多様化した現代美術において均質な展示空間よりも非均質な展示空間が求められている。そこで本設計では反復を用いた非均質な空間を伴う現代美術館を提案する。敷地は多くの美術館が集まるが、現代美術館のない上野公園内、現在野球場が位置する場所に設定する。建築には3 章の「隣接」「分離」「重合」の位置関係やヴォリュームの配置、形態とスケールを加味しながら均質さを崩していくプロセスをとるのと同時に恣意的な構成を抑制するためにヴォリューム間に生じる領域を念頭に置きながら設計を行った結章では4章の内容を踏まえ総括を述べた。","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_2_description_5":{"attribute_name":"内容記述","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"首都大学東京, 2018-03-25, 修士(工学)","subitem_description_type":"Other"}]},"item_2_version_type_16":{"attribute_name":"著者版フラグ","attribute_value_mlt":[{"subitem_version_resource":"http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa","subitem_version_type":"AM"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"宗像, 晃司"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"22642","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_files":{"attribute_name":"ファイル情報","attribute_type":"file","attribute_value_mlt":[{"accessrole":"open_date","date":[{"dateType":"Available","dateValue":"2018-10-12"}],"displaytype":"detail","filename":"T01672-001.pdf","filesize":[{"value":"120.6 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