@article{oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00005085, author = {高見沢, 邦郎 and 松本, 暢子}, issue = {28}, journal = {総合都市研究}, month = {}, note = {大都市既成市街地の住宅・住環境問題も今日,人口集中への対応が主題であった時代とは異った展開をみせている。本稿では,東京区部既成市街地を主対象として,新たな主題のひとつである高齢者の居住問題に関する検討を行った。前半では,住宅統計調査を主たる資料として,区部を中心とした住宅・住環境問題を概観することを通じて,主題となる高齢者居住問題の他,依然として存在する低水準の居住状況の改善,中高層共同住宅の一般化という事態への対処,住宅と住環境の間にある,ある種のトレードオフ関係の克服といった課題があることを示した。またこれらの検討に際して,地域による差異の存在を前提とすべきことの指摘を行った。また高齢者居住問題については,住宅統計調査独自集計結果の得られた世田谷区を事例とする分析を行った。後半では,高齢者居住問題の地域による差異に着目して,特性の異なる3地区を対象とする実態調査を行い,その結果と考察を述べた。高齢者を含む世帯の住宅・土地の種類や所有関係と,世帯の形態 (家族関係),就業の状況を関係づけた分析によって,今後の高齢者居住を考えるうえでの基本的視点と対応の構図を導き出した。なお本稿の前半部分は高見沢が,後半部分は松本が分担執筆したのち,高見沢が全体調整を行った。, postprint}, pages = {89--108}, title = {住宅・住環境問題の動向と高齢者の居住実態}, year = {1986} }