@article{oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00005076, author = {山本, 真理子}, issue = {27}, journal = {総合都市研究}, month = {}, note = {第1次の調査結果(対象地点: 函館,水戸,名瀬,喜界の各市)を用いて,大都市への居住を希望する要因の検討を行なった。大都市居住希望を従属変数とし,大都市及び自分の住んでいる所についてのイメージを独立変数として数量化II類によって分析を行なった。その結果,全体では, 「楽しい」,「好きだ」といった大都市への漠然とした評価的イメージが居住希望に大きな説明力を持った。しかし,発達段階によって説明力を持つ独立変数の内容が異なった。特に,大都市への居住希望の強い高校生と居住希望の強くない大人とでは,その内容に大きな違いが見られた。高校生では,大都市への居住希望に関係があるのは,自分の住んでいる所への否定的なイメージが多いが,大人では逆に大都市のプラスのイメージが関係している。大人が,大都市の特性にひかれて居住を希望Lているのに対して,高校生は自分の住んでいる土地への反発から大都市への居住を希望している。また,大都市イメージの構造を数量化III類を用いて検討したところ, 「生活のしやすさ」,「全体的マイナス・イメージ」,「不便さ」,「解放感」などの基本的な軸が認められた。これらの軸のうち,全体的マイナス・イメージの軸が地域差を示し,大都市に近い地域はマイナス・イメージが強く,遠くなると弱くなる傾向が認められた。他の軸は,発達差が見られた。大人は,大都市には生活のしにくさと解放感を感じている。高校生は「楽しい」,「好きだ」といった項目に結び付いた生活のしやすさを感じている。小学生や中学生は他の者に比べると大都市へのイメージはあまり明確でないのか,中間的な位置を示している。, postprint}, pages = {35--43}, title = {大都市イメージの構造}, year = {1986} }