@phdthesis{oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00004314, author = {ミツモト, タクヤ and 三本, 拓也}, month = {Mar}, note = {PETイメージングにおける腫瘍分野では、FDGがゴールドスタンダードとして用いられるが、脳腫瘍等では生理的集積が高い課題を生じるため、脳腫瘍では、アミノ酸をモニタリングするMETが研究利用される。異なる特性を診断する同日PETイメージングに関しては、同じコンディションで検査が可能であるが、FDGに干渉するMETが定量性および描出能へ影響を与える可能性がある。本研究においてFDGに干渉するMETをPositoron cross-talk (PCT)と定義した。今まで、同日PETイメージングが行われた報告は幾つか存在するが、PCTの影響については明らかにされていない。従って本研究の目的は、PCTの影響を明らかにし、METおよびFDG を用いた同日PETイメージングのための基盤を構築する事とした。本研究におけるPCTの検証は、腫瘍より集積の高い肝臓に着目する事で、肝臓で診断に支障がない場合、同日PETイメージングは可能であるという仮説を立てた。また、PET診断は、定量評価法と視覚評価法に大別されるため、2つの診断法に基づきPCTの影響を検証した。PET診断で使用される定量指標は、一般的に体重で標準化されたSUVbwであるが、体格に依存し誤差を生じる問題があるため、初めに、PET診断で使用される定量指標であるSUVbwと除脂肪体重 によって標準化を行うSUVlbmにおける定量精度を健常者の各臓器および腫瘍において検証した。その後、ファントム評価および臨床評価において、定量評価法および視覚評価法に基づきPCTの影響を検証した。臨床評価は、頭頸部がん患者を対象とし、20分の注射間隔によってG1 (n=15、30-49分)、G2 (n=16、50-69分)、G3 (n=17、70-89分)、G4 (n=14、90分以上)の4つの群(G)に分類し、MET投与からFDG投与までの注射間隔とPCTの関連性を検証した。SUVの精度において、各臓器におけるSUVIbmは、SUVbwと比較して体格による誤差を軽減した。また、臨床例における検証においてもSUVIbmの決定係数は、0.93となりSUVbwの決定係数0.89と比較して相関が優れて事が示され、定量性の向上に貢献する指標である事が示された。PCTの影響に関しては、肝臓のPCTは、G1、G2、G3とG4で、0.433±0.151、0.264±0.075、0.135土0.043と0.137±0.047であった(ANOVAP<0.001)。その後の多重比較によって、G3とG4の間に有意差は検出されなかった (TukeyP=0.99)。従って、注射間隔を90分以上とした場合、定量評価法および視覚評価法ともにPCTの影響なく同日PETイメージングが可能である事が示された。視覚評価法では、さらに検査スループットの向上が見込める事も示唆された。本研究の結果から、定量性および描出能を担保しつつ、FDGとMETを用いた同日PETイメージングは可能である事が示された。また、患者の負担軽減に貢献し、且つ複数の薬剤を用いたPETイメージングの可能性を本研究は示した。, 首都大学東京, 2014-03-25, 博士(放射線学), 甲第456号}, school = {首都大学東京}, title = {^<11>C-Methionineおよび^<18>F-FDGを用いた同日PETイメージングに関する研究}, year = {2014} }