@article{oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00002444, author = {庄, 建治朗 and カズメル, ミクロシュ}, issue = {34}, journal = {小笠原研究年報}, month = {May}, note = {小笠原父島において、過去の気候変動の復元に利用できる樹木年輪クロノロジーの作成を目指し、シマムロを対象樹種として標本採取と成長輪の分析を行った。シマムロは成長が非常に遅く、採取した標本の成長輪数は最大のもので200層近くあり、平均的な成長輪幅は1mm程度ないしそれ以下のものが多かった。また、成長輪の形状は非常に不規則で、成長輪境界の不明瞭なものも多く見られ、シマムロの休眠期は必ずしも顕著ではないと推測される。さらに、樹皮直下の最外成長輪の観察から、3月が成長期の前期に、5月が早材形成期の後期にあたることが示唆された。これらのことから、夏と冬の年2回の乾燥期がシマムロの休眠期に対応している可能性が考えられる。}, pages = {59--67}, title = {小笠原諸島における年輪気候学研究の可能性について}, year = {2011} }