@article{oai:tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp:00002441, author = {栄村, 奈緒子 and 川上, 和人}, issue = {34}, journal = {小笠原研究年報}, month = {May}, note = {種子散布者であるイソヒヨドリは開放地に生息しており、そこに侵入した移入植物の種子分散に大きく寄与していると考えられている。また、本種は島間を移動することで、無人島への移入植物の分布拡大に寄与している可能性がある。そこでまず、イソヒヨドリの種子散布の頻度の地域的な変異を明らかにするため、父島内の人為的撹乱の程度の異なる地域において、糞分析を行った。次に、本種が日常的に海上を移動する距離を明らかにするため、定点観察を行った。その結果、全ての地域で本種の糞から移入植物の種子が検出されたが、特に人為的撹乱の大きい集落や道路の地域において検出頻度が高かった。また、本種は少なくとも300mの距離の海上を移動している姿が観察された。このような結果から、特に集落や道路などの海岸沿いの撹乱地から、数百m程度の距離にある無人島は、イソヒヨドリの散布により移入植物が拡散しやすいと考えられる。}, pages = {15--22}, title = {イソヒヨドリMonticola solitariusによる移入植物の島間種子散布の可能性}, year = {2011} }