WEKO3
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訪都外国人の参照情報と観光対象に対する流行意識の関係 : 渋谷スクランブル交差点を事例に
http://hdl.handle.net/10748/00010368
http://hdl.handle.net/10748/0001036879e0779c-e615-43eb-864b-516edd40c4a7
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
T01693-001.pdf (1.4 MB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2018-10-26 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 訪都外国人の参照情報と観光対象に対する流行意識の関係 : 渋谷スクランブル交差点を事例に | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
資源タイプ | thesis | |||||
著者 |
土屋, すみれ
× 土屋, すみれ |
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著者(ヨミ) |
ツチヤ, スミレ
× ツチヤ, スミレ |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 観光に関連する情報や観光を行う際に必要な情報はしばしば「観光情報」と呼ばれ、人が観光欲求を持ち観光行動に至るまでの過程で意思決定やイメージ形成に重要な影響を与え得る。観光情報は間接的なものも含めて多岐に渡るが、先行研究では発信源(Gartner 1994)や実用性(前田1995)に着目した分類が行われている。ただ、インターネットが発達する2000年代になると、これらに加えて一般ユーザー共有・発信型の情報が登場し、観光情報の再整理の必要性が生まれている(Llodra-Riera, Martínez-Ruiz, Jimenez-Zarco and Izquierdo-Yusta 2015)。また、このような情報の送り手と受け手による双方向コミュニケーションの結果、従来想定されなかった場所が観光対象化する可能性がある(山村2009)。そこで、本研究では、観光者の、特定の事物の観光対象としての主要度に関する意識と、彼らが参照したその事物に関する情報の関係を明らかにすることを目的とする。そして、研究対象地として、①もともと観光地ではなかったが時を経て観光の対象になった場所、②観光対象として知名度が高いが、個人によって認識の異なるであろう場所という2点の条件を満たす、東京都渋谷区の渋谷スクランブル交差点を選定した。分析では、渋谷スクランブル交差点の主要度に関する認識の差を測る質問をもとに、渋谷スクランブル交差点を重要だと思う観光スポット1位に選んだ回答者を「メイングループ」、2位以下に選んだ回答者を「サブグループ」に分類した。次に、渋谷スクランブル交差点の主要度に関する認識と流行に関する認識の関係を分析するために、観光対象への訪問欲求を測定する「バンドワゴン効果」、「スノッブ効果」、「ステータス効果」(Correia and Kozak 2012)の項目、Wang, Qu and Maxwell K. Hsu(2016)口コミに関するの項目を基にした流行意識を測定する尺度の評定値を変数として因子分析を行ったところ、「口コミ型著名因子」、「エンターテイメント型流行因子」の2因子が抽出された。続いて、これらの2因子それぞれの因子得点を変数として、メイン・サブグループ間についてt検定を行った結果、「エンターテイメント型流行因子」のみ、サブグループよりもメイングループの方が有意に高い得点を示した。次に、①「渋谷スクランブル交差点を知るきっかけとなった情報」、②「日本到着後に渋谷スクランブル交差点を訪れるために参照した情報」に関する各20項目について、メイン・サブグループに属する回答者のそれぞれがどの項目を選択する傾向があるかを明らかにするために、カイ二乗検定を用いた検定を行った。その結果、渋谷スクランブル交差点を知るきっかけとなった情報については、メイングループの回答者が「TV(テレビ)」、「Portals for online reviews(口コミサイト)」を選択する傾向が強いという有意な結果が見られた。また、日本到着後、渋谷スクランブル交差点を訪問する際に参照した情報については、メイングループの回答者が「Guidebooks(ガイドブック)」、「Personal blogs(個人ブログ)」、「Forums(掲示板)」を選択する傾向が強いという有意な結果が見られた。また、①では「Portals for online reviews(口コミサイト)」②では「Personal blogs(個人ブログ)」、「Forums(掲示板)」という観光地の意図とは関係のない一般ユーザーが発信源となっている情報において有意差が見られたことから、非商業的で有機的(Organic)な情報がきかっけとなって、渋谷スクランブル交差点を主要な観光地だと認識する傾向が強まる可能性が示唆された。さらに、カイ二乗検定を用いて訪問経験のシェア方法におけるメイン・サブグループの比較を行った結果、メイングループにおいて「Use emails/text messages/MMS to describe the trip(メールやテキストでのシェア)」を行うと回答する傾向が有意に顕著だという結果が見られた。以上から、近年観光対象として意識される観光対象については、「訪問する対象となった事物を認識するきっかけとなった情報」では、テレビなどのイメージ重視型で非インターネットのメディアが、「現地で行動する際に参照する情報」としてはガイドブックなどの実用重視型で非インターネットのメディアが重要だということが判明した。また、訪問前後双方で口コミサイトやブログなどインターネット上のユーザー発信情報も参照されているが、これは経験共有において特に重要だということも判明した。また、観光対象の認識(主要度)の確立には、対象物を知るきっかけとなる情報ではテレビや口コミサイト、日本到着後の参照情報ではガイドブック、個人ブログ、掲示板といった、こちらもインターネット上、非インターネット上の双方の情報が重要であることが分かった。つまり、インターネットが発達した現代においても、引き続き非インターネットの情報の充実を図りつつ、インターネット上の口コミ等による波及効果を期待した一般ユーザー発信型の情報を取り入れて観光客の訪問経験の情報発信を促進する取り組みが重要だということが示唆された。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 首都大学東京, 2018-03-25, 修士(観光科学) | |||||
書誌情報 | p. 1-62, 発行日 2018-03-25 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Relationship between visitors' awareness of the epidemicity of tourist attractions and their reference information : The case of Shibuya Scramble Crossing visited by overseas tourists | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(観光科学) | |||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | 首都大学東京 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2018-03-25 |