Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2011-03-07 |
タイトル |
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タイトル |
若者のレクリエーション行動からみた偕楽園という観光空間 |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
著者 |
有馬, 貴之
和田, 英子
小原, 規宏
菊地, 俊夫
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著者(ヨミ) |
アリマ, タカユキ
ワダ, エイコ
オバラ, ノリヒロ
キクチ, トシオ
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著者別名 |
Arima, Takayuki
Wada, Eiko
Obara, Norihiro
Kikuchi, Toshio
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
観光空間は人々に対して非日常性を経験させる空間であるとされている。例えば,ある地域にとって独特で特有な自然や文化は観光資源として捉えられ,日常では経験できない非日常性が観光者に提供されている。そのような一般的な観光空間の性格を踏まえ,本研究は茨城県水戸市の偕楽園を事例に若者のレクリエーション行動を考察し,若者の観光空間における非日常性と日常性の関連や差異について検討した。また,本研究はレクリエーション行動をビデオカメラで調査しており,行動やそれに基づく空間把握の新たな研究方法の開発としても位置づけることができる。観光ガイドブックや雑誌の記事の一般的な傾向では,偕楽園は主に梅によって非日常性を演出された観光空間として捉えられてきた。しかし,若者のレクリエーション行動を調査した結果,梅を主な対象とする非日常性は偕楽園における若者の移動ルートや視線には認められたが,それは春のみに限定され,秋では日常的な資源が若者の観光空間を大きく性格づけていた。さらに,若者のレクリエーション行動の最中における会話を分析した結果,会話は春と秋ともに梅の非日常性に大きく依存することはなく,日常的な会話が多く交わされていた。これらの結果から,本研究では、若者のレクリエーション行動は所与の観光資源を受身的に享受するのではなく,自ら新たな資源を探し出しながら能動的に空間を利用するものであることが明らかとなった。したがって,若者は偕楽園を非日常的な空間として享受するのではなく,より柔軟で自由に利用できる日常的な空間,あるいは日常性の延長線上にある空間として享受している。本研究は非日常性で性格づけられる観光空間だけでなく,日常性を重視した観光空間づくりの可能性を示唆している。 |
書誌情報 |
観光科学研究
号 2,
p. 49-63,
発行日 2009-03-30
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
ISSN |
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収録物識別子 |
18824498 |
書誌レコードID |
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収録物識別子タイプ |
NCID |
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収録物識別子 |
AA12343826 |
著者版フラグ |
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出版タイプ |
VoR |
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出版タイプResource |
http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |
その他のタイトル |
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その他のタイトル |
“Kairakuen” as a Tourism Space : The Perspective of Recreational Behavior in Young Generations |
出版者 |
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出版者 |
首都大学東京 大学院都市環境科学研究科地理環境科学専攻 観光科学専修 |